・・・。 | Spieler Tagebuch

・・・。

早くもネタ切れ・・・?

今日は特に何もしなかった・・・。
まぁ、何もしなかったわけじゃないけど、特にここに書くようなことはしてないです・・・。汗

なので今日はオレが今まで出会ってきた選手について書こうかなぁ・・・?と思います。

オレの15年のサッカー人生の中で一緒にプレーした人たち、「オレの出会ったすごいヤツ!!」をお送りします。

まずは、オレのサッカー人生で最初に出会ったすごいヤツ。Mくんについて。

オレがMくんのプレーを初めて見たのは小学校6年生のとき。
6年生の2学期か3学期に隣の市からオレの町へ引っ越してきました。当時オレは地元のスポーツ少年団のサッカー部に所属していたのですが、彼はウチのチームではなく、前に住んでいた市のチームでサッカーを続けていたため、しばらくは彼がサッカーをしているなんて全く知りませんでした。

小学校のクラブ活動(もちろんサッカー)で、Mくんと同じチームになったときのことです。少年団のサッカー部のキャプテンでガキ大将だったFくんがやたらとMくんのことを気にかけてたんです。そのとき彼もサッカーをしていることを知ったのですが、その時オレは、これから起こる衝撃的な光景を目の当たりにするとは知る由もありませんでした。

忘れもしない授業が終わりに近づいたとき、左からのセンタリングをMくんはなんと
オレ(たぶん一緒にいた誰も)が見たことないようなこの上なく美しいフォーム「ジャンプヘッド!!」
しかもゴールラインに叩きつけるとゆう基本に忠実で、ボールを怖がる傾向のある小学生にはまずできないであろう高等技術で二アサイドのネットに叩き込んだ!!
オレは試合が再開されても頭の中でしばらくゴールシーンが繰り返され、放心状態でした。
まるでMくん以外、周りの時間が止まってしまい、そしてフワァッと飛び上がったMくんにボールの方が自ら飛び込んできたかのような錯覚に陥りました。

授業の後、オレはさっそくMくんに1つの質問を投げかけた。
「ねぇねぇMくん、リフティング、何回できる??
なんともまぁ間抜けな質問ですが、オレの時代のオレの地域の小学生のサッカーって、リフティングが10回で「まぁまぁ」で、20回で「すげぇ!」、40回を超えると「神の領域」だったんです。
あの頃のオレにしてみればリフティングの回数が実力を推し量る唯一の手段でした。
こんな間抜けな質問にMくんは、サラッと、

「え?60回くらい。」

・・・時間が止まりましたね。
理解するのに17秒くらいかかりましたね。
当時オレの周りで神の領域に踏み入れた人はまだ誰もいなかったので、
新人アーティスト、オリコンチャート初登場第1位!!
江頭2:50が今年の「抱かれたい男NO.1!」
くらい衝撃的でしたね。
あとあと情報を集めると、彼が通っているチームはなんと!「市の南(東?西?北ではない!)部選抜!」しかもキャプテン!!
オレはこの時初めて選抜とゆう単語を知りました。

中学にあがり、同じチームでできると喜んでいたら、彼はクラブチームに行ってしまいました。それでも時々一緒に練習するんですが、他のみんなとはぜんぜん違うんです!!状況判断、ボールタッチ、戦術眼。全てにおいて桁外れでした。例えるなら100M走で50Mくらい先を走られてる感じです。
ウサギとカメで例えるなら、「イワトビペンギンvs伊東浩司選手の100M走対決!!
くらい差がありました。

練習試合に来てくれた時なんか、弱小チームのくせにもうどこにも負ける気しない!!Mくんは本来MFですが、ウチのチームで出るときはDFをやってくれるんです。その試合、相手に攻められた記憶がないです。
ハーフウェイラインあたりで、相手のカウンターからドリブル突破まで、全部Mくん一人で止めてくれるんです。
しかもチャンスと見るや自らドリブルと壁パスで前線まで一気にかけ上がり、アシストまでしちゃうとゆう相手にしてみたら手のつけようがない選手でした。

そんなMくんに刺激され、オレも穏やかな心を持ちながら、激しい負けず嫌いによって目覚めたちょっとオチャメで思春期な中学生!!Satosy1980!!
練習では、常にMくんと組みたがり、ミニゲームになると敵になってMくんを徹底マーク!!あの頃は朝から晩までMくんの背中を追いかけてましたね。
そんなある日、ミニゲームで残念ながらMくんと同じチームになったときのことです。その日はなぜかみんなが噛み合わず、点を取られまくっていました。3点くらい入れられたところでMくんがDFのフォローでテンヤワンヤしてるオレのところに来て、
オレがボール持ったら、フォローに走ってくれない?
って言うんです。他の誰でもなく、すでにテンパリ気味なオレのところまで来て直々に・・・!!(あまりにもオレが走ってなかったから・・・かも・・・汗)

・・・わかった。

今思い起こすと殴ってやりたくなるような返事を返し、静かに、だが確実にテンションが上がっていくのを感じました。
っしゃあ!!!ガソリン満タン!!
え?DFのフォロー??
・・・知るかぁ!!オレはMくんのために命捨てる覚悟じゃあ!!ボケェ!!
ちなみにそのミニゲームは引き分けか負けたと思います・・・。(大して役に立ってなかった・・・汗)

オレは高校では、先生と合わなくてサッカー部を3ヶ月あまりで辞め、地元の社会人リーグのチームに入れてもらいました。
そのチームでもオレは衝撃的な出会いをするんですが、それはまた次回で。
話を続けます。
そのチームでオレも自分の成長が少し実感でき、もしかしたらそろそろMくんに少し近づいててもいいんじゃないか?と思い始めました。
Mくんは中学のとき既に県選抜に選ばれ、高校でも国体に選ばれるなど輝かしい道を歩んでいました。

ある時、ちょうどテスト期間でお互い時間が取れたため、中学の時のサッカー部の友達を何人か誘って中学のサッカー部の練習に遊びに行きました。

・・・オレ、自惚れてました・・・ごめんなさい。

やっぱりMくんはMくんのままでした。
屁のツッパリにもなりませんでした。
それどころか更に上手くなってました。
この時初めて、
成長してるのってオレだけじゃないんだ・・・。
とわかりました。

それからも何度かMくんとサッカーをしましたが、その度に彼の凄さを思い知らされました。
お互い大学に進学して(MくんはJリーグのスカウトを断っての進学との噂も・・・?)、Mくんは何らかの理由でサッカーを辞めてしまった?との話もあるのですが、彼のことだからきっと今もどこかでサッカーを続けていて、いつものように「オレの50M先」を走っているのでは?と信じています。

オレはいろいろな縁で何人かの元プロ、現役プロの人たちとフットサルやサッカーをする機会がありました。(偶然ですけどね。)
でもオレは今までMくんよりも上手い選手と一緒にボールを蹴ったことがないと自信をもって言い切れます。
そしてこれからもMくん以上の選手と一緒にプレーすることはないでしょう。もしオレがこれから急激にサッカーが上手くなって有名になって記者のインタビューの質問に、
今、もし一緒にサッカーができるとしたら誰としたいですか?
とゆうのが出たとしたら迷わず、

ロベルト・バッジョとMくん

と答えるでしょう。
オレにとってMくんは永遠の目標であって、永遠に追いつくことのできないオレの人生で最初のヒーローです。

今でもオレの脳裏には初めてプレーを見た時のジャンプヘッドの光景が鮮明に焼き付いています。
そしてあの時の言葉はオレのサッカー人生の中で一番嬉しかった言葉として今もなお生き続けています。

・・・もう10年近く前の話なのに・・・。

終わり。


いや~~~今回も長かった~~~!!
途中で2部編成にしようかとも思ったんですが、2回に分けるとMくんに対するこの気持ちまで半分になってしまいそうで嫌だったので1回にまとめてしまいました。ごめんなさい!!
オレは今までサッカーだけでなく、いろいろなところでオレなんかにはもったいないような素晴らしい人たちと出会いました。
その素晴らしい人々との出会いのおかげで今のオレが形成されていると言っても過言ではありません。
例えばMくんに出会っていなかったらオレはここまでサッカーを好きにならなかっただろうし、高校でサッカーを辞めた時点でサッカーから離れていたかもしれません。ってことはその後出会った人たちとも出会うことは無かったと思うので、Mくんはオレにとって全ての始まりでもあったわけです。

みなさんもそんな出会いをしてきたと思います。もしよかったら少しだけ聞かせてくれませんか??
たまには昔を思い出すのも悪くないなぁ・・・と書き終えて思いました。
今回の記事のおかげでサッカーがホントに大好きだった自分を思い出すことができ、明日からまた新たな気持ちで歩き出せそうな気がします。

これからもブログのテーマとは関係ないかもしれませんが、「オレにとってのヒーローたち」の話もしていけたらなぁ・・・と思います。

長々とごめんなさい・・・汗